上海は古さと新しさが融合し、どんな旅行者にも魅力的なスポットが満載です。しかし、訪問前には天気の様子を確認しておくと良いでしょう。
上海は四季がはっきりしており、各季節ごとに異なる魅力があります。
この記事では、各季節にどんな体験ができるか、訪れるのに最適な時期について解説し、よくある質問にもお答えして、旅行の準備をサポートします。
季節ごとの上海の天気
1. 春（3月～5月） – 快適で花々が咲く
気温は50〜68°F（10〜20°C）と、春はとても快適で暑すぎません。気温が上がり始めているものの、まだ燦々とした暑さには至っていないため、訪問に最適な季節です。
持っていくと良いもの:
軽く羽織れるジャケット、長袖、そして歩きやすい靴。
たまの雨に備えた傘。
おすすめのアクティビティ:
豫園を訪れる: 春に咲き誇る多彩な花々や植物を楽しむことができます。
外灘を歩く: 涼しく快適な気候の中、川沿いを散策してみてください。
上海国際花祭り（4月）: 陳山植物園で色とりどりの花々の壮観な展示を楽しめます。
上海国際映画祭（6月、初春）: 国際作と国内作の映画が上映され、世界中の映画ファンを魅了します。
人気スポットは早めに訪れると、人混みを避けやすくなります。
天候の変化に備えて、重ね着で調整しましょう。
2. 夏（6月～9月） – 暑く湿度が高い
上海の夏はかなり過酷で、気温は35°C（95°F）に達することもあります。
特に7月と8月は非常に蒸し暑く、湿度も高いため、時には台風が来ることもあります。訪れる際は、強烈な暑さと雨に備えてください。
持っていくと良いもの:
薄手の服装、日焼け止め、サングラス、帽子。
小型の扇風機と、こまめな水分補給用の水。
おすすめのアクティビティ:
上海サマー・ミュージックフェスティバル（7月）: 涼しい夕刻に市内各所で行われる屋外ライブやパフォーマンスを楽しんでください。
上海海昌オーシャンパークへ: 海洋展示とウォーターパークのアトラクションがあるこちらで、ひと休みして涼を取れます。
黄浦江のナイトクルーズ: 夜のクルーズで、涼しい風とライトアップされた上海のスカイラインを堪能しましょう。
正午は室内で過ごすプランを組んで、暑さをしのぎましょう。
こまめに水分補給し、日焼け止めも忘れずに。
天気や台風の予報をチェックし、旅程を調整してください。
3. 秋（10月～11月） – 穏やかで快適
秋は上海訪問に最適な季節です。気温は約15°C〜25°C（59°F〜77°F）で湿度も低く、外でのんびり過ごすには理想的な環境です。
持っていくと良いもの: 軽いセーター、ジャケット、そして歩きやすい靴。
おすすめのアクティビティ:
朱家角水郷を訪れる: 穏やかな気候の中、歴史あるこの水郷は秋の日帰り旅行にぴったりです。
上海国際芸術祭に参加する: 秋の上海国際芸術祭で、パフォーマンスや展示を楽しんでください。
毛蟹のシーズン（9月～11月）: 地元ならではの絶品の味、特に秋の時期にぜひ堪能してください。
祭りやイベントは事前にチケットを予約しておきましょう。
気温の変動に対応できるよう、重ね着を準備してください。
4. 冬（12月～2月） – 寒いが乗り切れる
上海の冬はかなり冷え込みますが、0°C（32°F）を下回ることはほとんどなく、平均は0°C〜8°C（32°F〜46°F）で、耐えられないほどの寒さではありません。
持っていくと良いもの: 暖かいコート、スカーフ、手袋、そしてサーマルレイヤー。
おすすめのアクティビティ:
旧正月（1月～2月）: 地元の人々と共に祝ったり、華やかな花火を楽しんでください。
元宵節（2月）: 美しい提灯を見ながら、豫園で季節の味覚を味わってみてください。
上海博物館を訪れる: 寒い日には、古代中国の魅力を探求できる絶好のスポットです。
火鍋と冬の地元料理: 温かい火鍋で体の芯から温まり、冬の伝統料理を楽しみましょう。
長時間外を歩く際は、しっかりとした防寒対策を。
極寒の場合は、屋内の見所を訪れてみてください。
旧正月に合わせたプランで、より一層臨場感あるお祭り体験をしましょう。
どの季節に訪れても上海を楽しむためのポイント
1. 公共交通機関を活用しよう
上海の地下鉄は速く、効率的で、使いやすいです。混雑した道路を避け、主要な観光地へスムーズに移動できます。
タクシーやDidi（中国のライドヘイリングアプリ）も便利ですが、ラッシュアワー中は時間がかかることがあります。
2. メトロカードまたはQRコードを用意しよう
簡単に支払いができる上海交通カード (SPTC) を手に入れてください。
また、AlipayやWeChat Payなどのモバイルアプリを使い、地下鉄やバス乗車時にQRコードをスキャンする方法もあります。
3. 常に繋がっているためにeSIMを利用しよう
地図や翻訳、連絡などに役立つよう、常にインターネット接続ができるeSIMの使用をお勧めします。
4. 便利なアプリをダウンロードしよう
滞在中に役立つアプリとして、百度地図（ナビ用）、DiDi（中国版Uber）、美団（フードデリバリー）などがあります。
5. 観光のピークシーズンには計画的に動こう
春と秋は訪問者が最も多い時期です。
混雑を避けるために、メインの観光スポット（例：バンドや豫園）は朝一番か閉館間際を狙って訪れると良いでしょう。
また、主要観光地のチケットは事前に予約しておくとスムーズです。
よくある質問
1. 上海の梅雨はいつですか？
梅雨は6月から7月にかけてで、いわゆる「梅雨の季節」です。この期間は雨が降り、湿度も高くなります。
2. 上海の夏はどれほど蒸し暑いですか？
上海は夏になると非常に蒸し暑く、湿度は80～90%に達することもあります。暑さと湿気が相まって、時に耐えがたい環境になることも。特に7月と8月はその傾向が強まります。
3. 上海の四季をすべて楽しむには何日必要ですか？
上海の四季を堪能するなら、理想的には1年ほど滞在するのが良いですが、春と秋にそれぞれ7～10日間訪れるだけでも、快適な気候と多彩なアクティビティを楽しむことができます。
結論
上海の一年中の気候は非常に多様で、訪れる時期によって体験が大きく変わるでしょう。
春や秋の穏やかな気温を求めるもよし、夏の暑さや冬の寒さに果敢に挑むもよし、この活気あふれる都市では必ずあなたの心を捉える何かが見つかるはずです。
このガイドは、最高の旅を計画する手助けをし、いつ訪れても上海での滞在を心から楽しめるようにするためのものです。